年末調整計算が自分でできるEXCELシート

Excel関数
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社員からの問い合わせ

先日、ふるさと納税の上限額を計算できるEXCELシートをいただいたのですが、あれは今年の源泉徴収票をもらわないと計算できないのですよね? 人事部に問い合わせしたのですけど、12月の給与が確定しないと発行できないと言われたのでどうしたらいいですか?

昨年と給与・賞与、そのほか保険料控除などが大きく変わっていなければ、昨年の源泉徴収票を使ってシミュレーションしてみればいいのですけど。

今年はiDeCo(個人型確定拠出年金)を始めたり、賞与も少し増えたし、きちんと計算してみたいのですが...

わかりました、自分で年末調整計算できるEXCELシートを作りますので、それでシミュレーションしてみて下さい。

お願いします。

年末調整とは?

  • 年末調整は月毎に計算した所得税と年末に扶養の情報等を確定した所得税の差異を調整し、勤務している会社での所得を確定するものです。
  • 最近は多くの企業で副業が解禁されてきたり、株式投資、FX(外国為替証拠金取引)等々で副収入を得ている人も増えてきていますので、こうした収入も含めて、個人の総所得を確定する場合は確定申告をする必要があります。
  • 確定申告で決定した所得を基に最終的な所得税額が決まるとともに翌年6月から納付する住民税額が決まります。

年末調整計算が自分でできるEXCELシートについて

このEXCELシートは勤務する会社での年末調整計算ができるようにしたものですので、副収入がある場合はこのシートは使えませんのでご了承ください。
  • このシートは本人の収入、本人・配偶者関連の控除、扶養関連の控除、保険料関連および住宅ローン減税のブロックに分けて入力するようになっています。
  • その入力された情報から所得税額(源泉徴収税額)や年末調整で還付・追徴される金額を求めることができます。

ここからダウンロードして下さい。

セルにロックをかけていないので、式を壊さないように注意して下さい。

ありがとうございました。早速、計算してみます。

給与・賞与支払の合計

ここでは会社から支払われた給与・賞与と徴収された社会保険料および所得税を毎月もらっている給与明細や賞与明細を基に入力します。

画像のようにいずれかの行にまとめて入力してもいいですし、電卓等で合計して入力するのであれば、月ごとに入力して計算はEXCELに任せるというやり方もできます。

入力項目

収入
  • 月々の給与
  • 賞与
徴収
  • 月々の社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料)
  • 月々の所得税(仮徴収)
  • 賞与における社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料)
  • 賞与における所得税(仮徴収)
年間合計行は上書きしないようにして下さい(計算式が壊れてしまいます)
このブロックを入力することで『給与所得控除後の金額』が計算されます
給与所得控除額の計算方法

出典:国税庁 No.1410 給与所得控除

本人・配偶者関連控除/所得金額調整控除

年末調整計算・基礎控除計算および配偶者控除入力

年末調整計算・基礎控除計算および配偶者控除入力

ここでは会社から支払われた給与・賞与をもとにご自身の収入から基礎控除額を計算します。

また、配偶者の収入・年齢を入力し、配偶者を扶養に入れている場合や配偶者の所得を基に配偶者控除や扶養に入れていなくても一定の所得までは特別に控除をする配偶者特別控除の額を計算します。

合わせて、住宅ローン控除額も入力しますが、所得控除額には影響しません。

給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書の内容を入力するイメージです

入力・選択項目

  • 配偶者の有無(選択)
  • 配偶者の収入
  • 配偶者の年齢
  • 住宅ローン控除額
このブロックを入力することで『ご自身の基礎控除額』と『配偶者控除・配偶者特別控除』が計算されます
所得金額調整控除は『扶養関連控除』ブロックを入力しなければ計算されません
基礎控除額の計算条件

出典:国税庁 所得者の基礎控除額

扶養関連控除

扶養関連控除入力

扶養関連控除入力

ここでは本人がひとり親や寡婦であるかを選択するとともに被扶養者の年齢、障害区分ごとの対象人数を入力します

入力・選択項目

  • ひとり親・寡婦の対象かを選択します
  • 15歳以下の被扶養者の人数を入力します
  • 16歳~18歳の被扶養者の人数を入力します
  • 19歳~22歳の被扶養者の人数を入力します
  • 23歳~69歳の被扶養者の人数を入力します
  • 70歳以上の同居で扶養している父母・祖父母の人数を入力します
  • 70歳以上の同居で扶養している父母・祖父母以外の人数を入力します
  • 一般障害である本人または被扶養者の人数を入力します
  • 特別障害である本人または同居していない被扶養者の人数を入力します
  • 特別障害の同居している被扶養者の人数を入力します
このブロックを入力することで『扶養控除』と『所得金額調整控除』が計算されます
扶養控除申告書の内容を入力するイメージです

保険料関連控除

保険料関連控除入力

保険料関連控除入力

ここでは生命保険等、各種保険料の控除対象金額を入力します。

入力・選択項目

  • 一般保険料(新)控除対象額を入力します
  • 一般保険料(旧)控除対象額を入力します
  • 介護保険料控除対象額を入力します
  • 個人年金保険料(新)控除対象額を入力します
  • 個人年金保険料(旧)控除対象額を入力します
  • 地震保険料控除対象額を入力します
  • 旧長期損害保険料控除対象額を入力します
  • 国民年金保険料の支払額を入力します
  • 国民健康保険料の支払額を入力します
  • 国民年金基金加入者掛金額を入力します
  • 小規模企業共済掛金額を入力します(iDeCoの拠出金額はここに入力します)
このブロックを入力することで『保険料控除』が計算されます
保険料控除申告書の内容を入力するイメージです

入力内容に基づく各項目別の計算結果

入力した内容に基づく計算結果は下図のようになります。

年末調整計算結果1

年末調整計算結果1

  1. 給与・賞与支払合計から給与所得控除後の金額が算出されます
  2. 給与所得控除後の金額から所得控除の額の合計を引いた額が課税対象額となります(所得控除額の合計は各ブロック毎の控除額の合計値となりますが、住宅ローン控除は含みません)
  3. 課税対象額から所得税率タリフに基づいて源泉徴収額が算出されます
住民税割額の計算結果はあくまで目安の数値として下さい(厳密には基礎控除、配偶者控除、扶養控除および障害者控除の額が所得税と住民税では異なるため)
年末調整計算結果2

年末調整計算結果2

この方に適用される所得税率は10%でそれに基づく年末調整で還付される金額は220,838円となり、ふるさと納税の上限額は69,000円となります
所得税率&ふるさと納税の上限額

所得税率&ふるさと納税の上限額

ふるさと納税の上限額は算出できましたか?

ありがとうございました。年末調整計算ってややこしいと思ってましたが、こうしてみると意外と簡単ですね。
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